●出雲様リクエスト雲雀ギャグ甘夢●




〜白雪姫とよばないで〜









ヒラヒラのレースの衣装を着て、タテロールのクリクリ・マキマキのカツラを被って、

まさにお姫様って感じの格好をしている









 僕。





「ねぇ



「なんですか雲雀さん」





これって、ありえないよね。





そう言って僕はの衣装と僕の衣装を指差す。

ちなみに、の衣装はカボチャパンツの王子様。





「似合ってますよ雲雀さん!可愛いv」


「なんか、凄く嬉しくない」





好きな女の子にこの姿も見られたくないのに、ましてや可愛いなんて・・・嬉しいはずがないよ。

そして、目を輝かせているを見ると、そうも言えない僕がいる。

は可愛い〜vと言いながらカメラで写真を撮っている。

うん、なんか悲しいや、僕。





「しょうがないですよーぅ。文化祭の劇なんですから。そんなスネた顔しなーい」



「・・・だからって、何で僕がこんな格好を・・・普通、逆じゃない?なんで僕が姫役なの?」





普通は男が白雪姫はやらないでしょ。

しかも、なんか衣装が凄いんだけど。かなり力入ってる作品なんだけど。

誰が作ったの?この衣装。





「えっとですね。それは、全校生徒の投票によるものらしいですよ〜あ、ちなみに、後押ししたのは草壁さんです。


「へぇ・・・そう」





副委員長なのに委員長のこの僕にこんな仕打ちをするなんて。

草壁、覚えてなよ。

この文化祭の劇が無事に終わったら、君を血祭りに上げに行くから。

地獄の果てまで追いかけるから。






あ、その衣装は草壁さんが作ったらしいです。


「え?このやけにフリフリの嫌味な姫役の衣装?」


「はい!」





草壁、どうやら君の命は今日までだよ。

絶対に噛み殺すからね。ホントに覚えてナヨ。草壁。





「それにしても、ホントに大丈夫なの?この劇。なにせ練習なしだし」


「ん〜脚本係いわく、何でもヤレ!らしいです。」





ちょっと待てよ、脚本係って確か、あの保健室の奴だよね?

それって、遠まわしに、脚本書くの面倒なだけっぽくない?




ブッーブーッ





「あ、合図ですよ〜劇が始まる。さぁ!ゆきましょう!姫!」


の出番って最後でしょ?」





なんだかんだで、劇が幕を上げた。




白雪姫(雲雀雪姫)



ナレーションが入る。




「昔〜昔〜ある王国の〜お妃様がお亡くなりになり〜王様はたいそう悲しみました〜。
 
そして、新たなお妃様がお付になり、王様は喜びました〜しかし、そのお妃様はたいそう、性格が悪かったのです




ん?この声、確かあの赤ん坊達のところの、山本とか言う野球少年だね。

幕が上がり、ライトがあてられる。眩しい。

台のど真ん中にいるのは、パイナップルらしき物体・・・じゃなかった、ママハハ役。






「クフフ、鏡よ鏡よ鏡さんv世界で一番、髪型の分け目具合がカッコイイのは誰ですか?






ちょっとちょっと、ママハハさん、そんな台詞じゃなかったでしょ

しかも、何で骸がママハハ役なの?




《それは、雲雀雪姫です〜》




ワォ、僕、分け目具合がカッコ良くても嫌だよ。凄く、嫌だよ。

しかも、なんか名前、無理やりじゃない?






「なんですと!?この僕のキューティクルでプリティーな分け目よりカッコイイとおっしゃるのですか!?」






と言って体全体を使って驚きを表現してるあたり、君ってばヤバイよ。

というか、オカシイよ、君。





「こうなれば、雲雀雪姫をシマツするより他ないですね。クフフフフ」





ワォ、この人、元から悪役なだけに、悪役ピッタリフィットだよ。

うん、でも何か凄いムカつく。





「とりあえず、逃げたほうがいいよね?」





だって、木こり役の奴って今日欠席なんでしょ?

というか、僕が昨日、トンファーでボコッたから今頃は病院のベットの上か。

まぁ、僕の前で群れてるほうが悪いんだよ。




森らしきところに、歩いて逃げた。

途中、何か人が通りかかったり、変な木が立ってた木がしたけど、無視した。

しばらくすると、家が見えてきた。




「行くあてもないから、とりあえずココに泊めてもらおう」




僕は無理やり家の中に入った。

その中にいたのは、二人の人間。





「な!なんだテメェ!ココを何処だと思ってるんだ!?ここは十代目の家だぞ!」


「ご・・・獄寺君、これ、劇だから・・・」


「なんだい?君達、僕とやろうって言うの?」





チャキッとトンファーを構える僕。




「ちょっ・・・ちょっと、待ってください雲雀さん!劇ですってば!」





問答無用で僕達はトンファーで殴りかかろうとした。




「わっ、〜じゃなかった、王子〜助けて〜王子〜」




綱吉は大声でを呼んだ。





「呼ばれて飛び出る王子で〜す」





とかって、、君、どこから出てきてるの?

ソコ、ベットの下だよ。





「はいはい。喧嘩は駄目だよ〜雲雀雪姫」


「うん・・・わかった」




わかった・・やめるから。

やめるからその左手に握られている物騒なものを置いてください。

お願いします。




「クフフフフフ」



「「「「!!?」」」」




何でだろう、何か今、すっごく聞きたくない笑い声が聞こえた

気がした。



「クフフフフフ」



「げっ」



嫌な予感的中。


ガタッ




「それより、何でそんな所から出てきてるの?キミ」




そこ、押入れだよ?

いや、それ以前に、何で押入れなんて付いてるのこの家。

ジャパン風?




「クフフ、なぜならば、僕の夢だからです」


そう、キミの夢って変わってるね




かなり




「だ・・誰!?」




王子、それ、骸だよ。

もしかして、分かってない?

化粧濃いもんね。





「クフフ。聞いて驚かないで下さいね。ある時は、さり気なく去って行く通行人A。
 
  またある時は、ひっそりと後ろにたたずむ木。果てしてその実体は―――


    クハハハハハ!!悪役のお妃です   」




ワォ。悪役の親玉役なのに、そんなやけに無駄なキャラまでこなすなんて、キミ、馬鹿じゃないの?



「「「・・・・・」」」





ちなみに、今、を含め、3人は何がなんだか分からないというった感じで固まっている。






「失礼ですね。通行人Aも木も、立派な役ですよ」


「ワォ、キミ、帰ってくれない?いろいろヤヤコシくなりそうだから」


「雲雀さん!?悪役が帰ったら敵がいなくなりますよ?」





が動き出した。




「ちょうど良いんじゃない?だってこの劇、もう白雪姫もへったくれもないぐらいグチャグチャに話しが進んでるし」





もうこのへんで終わらせといたほうがよくない?





「いえいえ、劇ですしぃ〜」


「ふ〜ん、じゃぁ、それらしいことすれば良いんだよね?確か、白雪姫ってキスで目覚めるんだよね?」


「え!?イエイエ、それは王子が姫にキッスであって、決して姫が王子にキッスのプレゼントでは・・・・」





「ひ・・雲雀さん・・・////ひゃっ////」



チュッ










かくして、白雪姫は幕を閉じた




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^
ワォ、甘くない。甘くないよマミー(誰だよ)

どうするよ、出雲様怒っちゃうよ(汗)

出雲様、本当にこんなので申し訳ございません(土下座)

えっと、確か、私の記憶が正しければ、雲雀夢のギャグ甘だったはず。

しかも無駄に長くなってしまった

うん、まぁ、そういうことで(逃走(マテコラ))

出雲様、書き直し可能ですので、バシバシ言っちゃってください。(え)

リクエスト有難うございました(土下座)出雲様のみ、お持ち帰り可能でございます。(背景はノーです)